12月19日(木)にファミリーマッチと百人一首大会を実施します。
百人一首大会は、この時期の本校恒例行事であり、生徒は暗記に努め、白熱した大会となっています。
国語の授業では、11月末から「古典に親しむ」ことを目的に、百人一首について学ぶ場を展開しつつ、競技の練習も行っています。
本日は、初めて大会に臨むJ1生の国語の授業の様子を紹介します。
J2、J3生は昨年度も実施しているため、やはり相当数の歌を覚えています。百人一首大会は、学年不問の状態で対戦を行うので、J1生も先輩に勝とうと頑張っています。
J2、J3生は歌意や技法などの具体的内容も学習しているので、一つ歌を紹介します。
君がため 春の野に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ ~光孝天皇~
百人一首に選出されている歌のなかで唯一の新春の歌となるのが光孝天皇の歌です。「若菜(春の七草)摘み」は新春の恒例行事であり、それを食すと長寿(健康)でいられるといわれていたため行っていたそうです。「君」がためというように、誰か大切な人のために、まだ雪が降る中、摘みに出かけた姿を想像すると、春先の温かさだけではなく、人情の「あたたかさ」も読み取れますね。
さて、百人の素晴らしい歌。古典学習の材として、あと2日ありますので、ぜひ覚えて大会に臨んでください。
それでは明日も元気に登校してきてください!