中学1年生の理科では、「身のまわりの気体の性質」という単元を勉強しています。身のまわりには、目では見えないですが、空気や酸素、二酸化炭素などの気体があります。気体にはどのような性質があるかも学んでいますが、今回は身近にあるもので気体を発生させる実験・観察を行いました。

 二酸化炭素は、重曹とクエン酸の混合物に、水を加えることで発生させることが出来ます。この時に中和反応が起こり、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生することでまわりの熱を吸収し、ヒンヤリ冷たくなります。

 酸素は、今回はしいたけ・アスパラガスを使って、うすめた過酸化水素水をゆっくり加えることで泡が出てきます。この泡の正体が酸素であり、その様子を観察しました。野菜の細胞内にはカタラーゼという酵素があり、これがこの反応を起こしやすくしているのです。

 理科の授業を通じて、身近なものや日常生活と関連させながら、多くの気づきや学びを得て欲しいと思います。